Beyond 5G シーズ創出型プログラム
推進戦略において、技術革新のスピードが極めて速い分野では、迅速な立ち上げやリスクを許容しつつ、イノベーションを生むエコシステムを構築することが極めて重要であり、Beyond 5G の研究開発では制約を最小化する等、多様なプレイヤーによる、「自由」で「アジャイル(俊敏な)」な取組を促す制度設計が求められています。
これらを踏まえ、
- 幅広く多様な研究開発を支援(委託)
- 民間の事業化ノウハウ等を活用
と捉え、事業化と一体的に行う研究開発を支援・助成し、技術シーズの創出からイノベーションを生み出すプログラムを実施しています。
公募対象となる開発技術等につきましては、推進戦略において、Beyond 5G が具備すべき機能として挙げられている、「超高速・大容量」、「超低遅延」、「超多数同時接続」、「自律性」、「拡張性」、「超安全・信頼性」、「超低消費電力」を実現するための技術に加え、Beyond 5G が実現する、通信インフラで期待される新たなアプリケーション開発に関する研究開発等、Beyond 5G 実現に向けた多様な提案を対象としています。
- 「幅広く多様な研究開発を支援(委託)」は、大学等の若手研究者やベンチャー・スタートアップ等の多様なプレイヤーを。
- 「民間の事業化ノウハウ等を活用」は、ベンチャー・スタートアップ等の中小企業を公募の対象とし、革新的な技術シーズやアイディアを有しながら、困難な課題に対する意欲的な挑戦者を評価しています。
特に2につきましては、事業化の観点から評価しています。
研究開発期間については、開始時点から原則3年以内としています。また、5提案1件当たりの予算規模(NICT負担予定額)については、1は年額数千万円〜1億円程度を目安とし、2は助成総額1億円程度を目安とするものの、1及び2ともに研究開発規模を考慮した金額とすること。ただし、2でNICTが負担する額は助成の対象とする経費の3分の2以下としています。