社会実装・海外展開志向型戦略的プログラム

当該プログラムは、我が国が強みを有する技術分野注1を中心とし、社会実装・海外展開の実現に向けて、次の【事業戦略支援型】及び【共通基盤技術確立型】の研究開発プロジェクトを実施するものです。このため、原則として、 一定期間内に技術成熟度(TRL : Technology Readiness Level注2)を一定の水準注3に到達させることを目指します。

  • 注1:当面は、Beyond 5G中間答申に示された重点対象3技術(①オール光ネットワーク関連技術、②非地上系ネットワーク関連技術、③セキュアな仮想化・統合ネットワーク関連技術)を想定。
  • 注2:TRLについては、「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業に係る基金運用方針」を参照。
  • 注3:例えば、4年以内にTRLが概ね「6」、5年以内にTRLが概ね「7」といった水準を想定。

【事業戦略支援型】
各企業等の競争領域に該当する技術であって、社会実装・海外展開に向けた戦略とコミットメントをもった研究開発プロジェクトを重点的に支援します。
原則、助成事業にて実施し、実施する全期間の全体事業総額のうち、最大1/2を助成します。1件あたりの支援規模(国費分)は最大、数十億円/年を想定しています。

【共通基盤技術確立型】
社会実装・海外展開の早期の実現のために必要となる業界横断的な共通基盤領域又は協調領域に該当する技術であって、原則として、政府文書において国が実施することが明確に位置づけられているものを国が主導して開発するものです。
委託事業で実施し、1件あたりの事業規模は最大、数十億円/年を想定しています。

【事業戦略支援型】研究開発プロジェクト一覧

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No. 採択番号 研究開発プロジェクト名 研究開発期間
(予定)
実施者   ◎代表研究者
1.オール光ネットワーク関連技術
50101 1T超級光トランスポート用DSP回路実装技術に関する研究開発プロジェクト 令和5年度~令和9年度
(5年間)
◎NTTイノベーティブデバイス株式会社
日本電信電話株式会社、富士通株式会社、日本電気株式会社
50201 オール光ネットワークのサービス機能向上技術及び遠隔制御対応光トランシーバ構成技術に関する研究開発プロジェクト 令和5年度~令和8年度
(4年間)
◎日本電信電話株式会社
三菱電機株式会社、住友電気工業株式会社、富士通株式会社、日本電気株式会社
50301 超大容量・高品質光ネットワークノード技術に関する研究開発プロジェクト 令和5年度~令和8年度
(4年間)
◎日本電気株式会社
50401 Beyond 5G(6G)アクセスネットワーク装置の小型化・低消費電力化技術に関する研究開発プロジェクト 令和5年度~令和9年度
(5年間)
◎富士通株式会社
 NTTイノベーティブデバイス株式会社
2.非地上系ネットワーク関連技術
50501 LEO/MEO衛星向け地上局用フラットパネルアンテナ技術に関する研究開発プロジェクト 令和5年度~令和9年度
(5年間)
◎シャープ株式会社
50601 次世代大容量小型宇宙光通信システムの技術に関する研究開発プロジェクト 令和5年度~令和9年度
(5年間)
◎ソフトバンク株式会社
50602 次世代大容量小型宇宙光通信システムの技術に関する研究開発プロジェクト 令和5年度~令和9年度
(5年間)
◎ソニーグループ株式会社
3.セキュアな仮想化・統合ネットワーク関連技術
50701 Beyond 5G(6G)ネットワークの通信制御・データ通信処理ソフトウェア技術に関する研究開発プロジェクト 令和5年度~令和9年度
(5年間)
◎日本電気株式会社
50801 Beyond 5G(6G)における無線基地局の高機能・高性能・高信頼性・低消費電力化技術に関する研究開発プロジェクト 令和5年度~令和9年度
(5年間)
◎日本電気株式会社
50901 次世代通信に向けたエッジクラウドの高度化技術に関する研究開発プロジェクト 令和5年度~令和9年度
(5年間)
◎楽天モバイル株式会社
51001 マルチドメインルーティング・認証管理基盤技術に関する研究開発プロジェクト 令和5年度~令和9年度
(5年間)
◎BBSakura Networks株式会社