社会実装・海外展開志向型戦略的プログラム【事業戦略支援型】 ステージゲート評価

令和7年度ステージゲート評価 結果 (概要)

採択番号 研究開発プロジェクト名 研究開発期間
(予定)
実施者   ◎代表研究者 主なコメント 評価
1.オール光ネットワーク関連技術
60101 超高速・大容量ネットワークを実現する帯域拡張光ノード技術に関する研究開発プロジェクト 令和6年度~令和9年度 ◎1FINITY株式会社
NTT株式会社、NTTイノベーティブデバイス株式会社、古河電気工業株式会社
・事業面での成果(顧客、市場獲得)が提案時を大きく上回る状況で進展しており、非常に優れている。
・省電力による他国・他社に対する競争優位性には大いに期待できる。
・各研究開発項目において、各種機能ユニットの試作や評価が含まれる中、課題達成に向けて明確化された手段や方法に沿って2025年度のアウトプット目標が着実に達成されている。
S
60201 光ネットワークの低消費電力化に向けた小型低電力波長変換・フォーマット変換技術に関する研究開発プロジェクト 令和6年度~令和8年度 ◎NTTイノベーティブデバイス株式会社
NTT株式会社、1FINITY株式会社、日本電気株式会社
・市場機会の見通しについては商談を通じて解像度が向上されているとともに、当初想定されていなかった顧客ニーズの発見もなされている。ハイパースケーラーのデーターセンター事業での成否が全体の事業計画に大きく影響する点については、市場構造的に不可避ではあるものの引き続き注視が必要。
・デジタルコヒーレント受信においては一般にbaudrateの向上に伴い超高速DSP処理が必要になることが大容量化を阻むが、変換時に位相共役処理を導入して必要な補償量を抑制し、必要な処理の量を削減することで回路規模と消費電力の抑制を試みている。今後の100Gbaudを超える領域での効率的な光ファイバ通信を可能にするべく、順当かつ着実に研究開発が進められている。
S
60301 超高速・大容量ネットワークを実現する光ネットワークコントローラ技術に関する研究開発プロジェクト 令和6年度~令和8年度 ◎1FINITY株式会社
日本電気株式会社、NTT株式会社
・全体的に市場ポテンシャルが高いものと認められ、既に顧客獲得、契約の話が入っていることから、今後将来に向けた大きな市場の伸びも期待できる。今後、更なる市場獲得、この先長期に渡り競合他社の追随を許さないビジネスとするために、研究開発とともに製品戦略、知財など幅広い視野で現状の技術的なアドバンテージの市場価値への転換方法を検討いただきたい。
・各研究開発項目に対し、具体的な手段と方法により、2025年度の開発目標に向けて研究開発が着実に進められている。2025年度計画に対する進捗率については、2025年度上期において30%~40%にとどまっている研究開発項目も存在するが、2025年度末の計画としては全ての研究開発項目で100%となる見通しであり、問題はないと考えられる。
S
3.セキュアな仮想化・統合ネットワーク関連技術
60401 超高速・大容量ネットワークの自律性・超低消費電力を実現するネットワークサービス基盤技術に関する研究開発プロジェクト 令和6年度~令和8年度 ◎日本電気株式会社
NTT株式会社、1FINITY株式会社、株式会社NTTドコモ
・テーマとしての戦略性は依然として高いが、vRAN(virtual Radio Access Network)の導入ペースが遅れており、全体として市場形成(獲得)が後ろ倒しになっているため、顧客が求める価値の仮説形成と、それに応じて研究開発内容や方針を修正するなどの具体的なアクションが望まれる。
・いずれの研究開発項目も実装や検証などが進められており、順調に研究成果が出てきている。一方で、2026年度については、多くの研究開発項目で進捗や達成度の説明が十分ではないと認められるため、進捗やアウトプット目標に対する達成見込みが明確になるような説明が望まれる。
S

ステージゲート評価における評価の区分及び目安

  • S:優れた進捗が認められ、優先的に助成事業を継続すべき。
  • A:十分な進捗が認められ、助成事業を継続すべき。
  • B:やや不十分な点が見受けられ、助成事業継続の優先度が低い。
  • C:不十分な点が見受けられ、助成事業の継続を見送ることが妥当である。

(注)令和7年度評価対象の4件の研究開発プロジェクトは、いずれも総合評価A以上のため、令和8年度以降の助成事業の継続を可とする。